住めばジュネーブ

英語もままならないアラサー女が突然ジュネーブに赴任。その奮闘(できてない様子)の記録(2012年6月~2014年4月)。私の思い出のためと、次にジュネーブに来る誰かの参考のために残しておきます。コメントは今でも歓迎です。

ひとやすみ

なんか旅行記ブログと化していますが、ここらで旅行中感じたことをちょこっと。

一つ目は、どこに住んでいてもみんなそれぞれの苦労があるんだなあ、ということ。

エジプトのツアーは日本の旅行代理店がやっているカイロ発着のものだったので、日本から来ている人はいなくて、ヨーロッパを中心に世界中から日本人が集まっていました。

お互いの住む国の話をしていると、どうしても愚痴ばっかりになってしまいます。

「ロンドンは年2回くらいわけもなく停電するんですよ〜」「ローマなんて2回なんてもんじゃないです!」てな具合に。

なんとなくローマが各分野で勝利?していたような感じでしたが、電気、水道、郵便、公共交通機関、物価、物不足、食事、国民性、などなどさまざまな面でみんなそれぞれ不便な思いをしながら暮らしているんだということがよーくわかりました。
うんうん、私だけじゃない。みんな色々あるんだ。

ちなみに旅行中聞いた苦労話で間違いなくMVPだと思ったのは、カザフスタン在住の人が、外気温マイナス40度なのにドアノブを素手で触ってしまって手のひらが凍傷になった、という話です。

うん、ジュネーブで物価高くて苦しいとか、そんなんぬるいよね。
ドアノブは素手で触れるもん。セントラルヒーティングで常に家の中あったかいし。

でも一方で、「カザフスタンだったらみんなわかってくれるからいいな」という声もありました。ローマの人でした。

日本の人に「カザフスタン在住です」って言ったら「うわあ大変そう!」ってなるじゃないですか。でも「イタリア在住です」って言ったら「うわあいいなあ!」って言われがちです。本人は大変なのに。観光地として名高いローマだから特に、だろうけれど、ジュネーブの私にもその気持ちはよくわかります。
しんどいときの「いいなあ!」はすごく胸に刺さります。
日本人が漠然と持っているヨーロッパの美しいイメージのおかげで、私たちはときどき大ダメージくらっているのです。

だからこそお互いの苦労をわかりあえる海外在住者の集まりでは、みんなついつい不幸自慢大会になってしまうのかもしれないと思いました。
あんまり気持ちのいい会話ではなかったかもしれないけど、ガス抜きにはなったんじゃないかなあ。

私もあんまり簡単に「いいなー」連発するのはやめようと思いました。妬みと紙一重だし。

もうひとつ思ったのは、私って日本人として恥ずかしくないかな?ということです。

エジプト旅行中、コリアン?チャイニーズ?などと声をかけられて、多くの人は「ノー!ジャパニーズ!」と言い返していたのですが、私は「はいはいニーハオー」とか言ってへらへらしてました(でも何故かばれてるのですが)。
時々「コリアンじゃないよ!」とは言っても、「ジャパニーズだよ!」って言い返すのにはちょっと抵抗がありました。

自分がどこから見ても日本人として恥ずかしくない言動をしているかどうか、自信なかったんですよね。
日本人は、我慢強く穏やかでほほ笑みを絶やさず勤勉で正確、てな具合のよいイメージをよく持たれていますよね。
でも私が「日本人だよ」と言うことで「え、あれが日本人なの、そんな良くないじゃん」って思われることを恐れたのです。

もちろん気をつけてはいるよ?でもわかんないじゃん!マナーとか価値基準とか違うしさ!!気付かないうちになんか変なことしてるかもしれないし!

逆に「日本人だよ!」って主張してる人は、自分がそれに値する人間だという自負があるのかなあ??

で、書きたかったことは単に「そう気付きました」というだけで特にメッセージとかオチとかないんですけど、強いて言えば、企業や大学は海外に送り出す人を厳選して、眉目秀麗、品行方正な人を広告塔として派遣してほしいなということですかね。

私、ジュネーブでのみならず、国際機関を通してグローバルに、日本人のイメージダウンに貢献しているかもしれません。あわわわ