住めばジュネーブ

英語もままならないアラサー女が突然ジュネーブに赴任。その奮闘(できてない様子)の記録(2012年6月~2014年4月)。私の思い出のためと、次にジュネーブに来る誰かの参考のために残しておきます。コメントは今でも歓迎です。

年越しは南イタリア!

旅行記はとりあえずこれでひと段落です。

クールマイヨールから帰ったあと、南イタリアに旅立ちました。

前の職場(超激務)をともに戦い抜いた先輩方と、女3人旅です。

私はその尊敬する先輩方に旅行の手配から精算まで何もかも投げっぱなしにし、現地での運転もナビも何一つ手伝っていません。完全なるお荷物です。他人の力100%で、楽しい旅をさせていただきました。このブログはご覧になってないと思いますが、ほんとすみませんでした。

 

1日目 ジュネーブシチリア島パレルモ。。。のはずがフライトキャンセルのためローマで足止めでした。いろんなカウンターたらいまわしにされて、ほうぼうで戦ったのでローマのホテルについたときはくたくたでした。

 

2日目 やっとローマ→パレルモ→モンレアーレ→アグリジェント。

パレルモの空港で、先輩がレンタカーで迎えに来てくれるのを待つ間、空港の売店で小腹を満たしました。

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コロッケみたい。

 

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じゃーん。

ライスコロッケでした。ほかほかでおいしいです。後で知りましたがシチリア名物、アランチーニでした。

アランチーニは小さいオレンジという意味だそうで、同名のブラッディオレンジもシチリア名物なのですが、そっちのほうはあんまり好みじゃなかったなあ。

 

モンレアーレは丘の上で、道が入り組んでて大変でした。教会や庭園を見て、おいしいお昼ご飯を食べました。イワシのスパゲティが絶品。見た目は地味だったけど、味はほんと絶品。さっきアランチーニ食べたのにぺろっといけちゃいました。

ちなみにこのころから私のiPhoneの調子が悪く、写真はとれたりとれなかったりしています。よってモンレアーレは写真なしです。

パレルモの中心部はそうでもなかったけれど、モンレアーレのあたりはだいぶ貧しそうで、街並みも昨年行ったエジプトの荒れ具合を彷彿とさせる感じでした。住んでる人がよく言う、「イタリアは先進国ではない」という言葉を実感しました。

 

3日目、アグリジェント→カルタジローネ→ピアッツァアルメリーナ

 

アグリジェントの神殿が見えるホテルを出て、神殿付近の観光。ホテルが神殿のほんと近くだったので、ホテルに車おいたまま移動。いくら近いとは言っても、神殿の前でホテルのWiFiが入ったのにはびっくり。

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結構人がいます。それにしてもあったかくて、私はダウンジャケットを脱ぎ、カーディガンも脱ぎ、長袖一枚で歩いてました。花が咲き乱れ、スイスだったら確実に5~6月の風景でした。

12月なのにこんなにあったかかったら、住む場所や食べるものに必死にならなくても自然の恵みだけで生きていけたんだろうなあ、ラテンの人は働かないなんて言うけど、こりゃ働かなくても良かったんだから仕方ないよなあ、なんて口ぐちに言いながら歩きました。

 

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カルタジローネの街並み。スペインの下町とかそっちの感じ。やっぱりロマーノはスペイン親分の統治下にあっただけのことはあるなあ、とヘタリアのこと思い出しました。

 

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大階段。両側に陶器屋さんが並んでます。お店によってデザインの傾向がぜんぜん違って面白かったです。私たちが気に入ったお店は階段を見上げて右手、ブルーを基調とした繊細な柄のお皿が多い店でした。

 

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階段の下のほうの教会で、世界各地のプレゼピオの展示を行っていました。キリスト生誕の様子を表した人形で、南イタリアが発祥だとか。以前アルベロベッロに行ったときに買わなかったのを悔やんでたので、今回は小さいのを購入。

 

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これ、今回の行程のどこで撮ったかよく覚えてないんですけど、けっこうこういう風景シチリアではよくありました。遠くで噴火しているのがエトナ山。荒野。

 

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カルタジローネを後にして、ピアッツァアルメリーナ近くにあるアグリツーリズモの宿へ。(写真は翌朝撮ったもの)

有機野菜のレストランが楽しみだったのに、なんと日曜でお休み…。仕方なくピアッツァアルメリーナまで出て、トリップアドバイザーで適当に選んだお店に電話しまくり、あいてたところに駆け込みました。

それがこちら→Trattoria Al Goloso

店構え自体はべつにおしゃれでもないし小さい食堂みたいなお店なんだけど、すんごくおいしかったです。Goloso風パスタというやつが特に。持って帰りたいくらいでした。太ったおじさん(Golosoさん?)が殺風景なオープンキッチンでじゃんじゃん料理を作っていき、それを別のおじさんが運んでくるという、おじさんコンビによって成り立っているお店。

 

4日目 ピアッツァアルメリーナ→タオルミーナメッシーナ

 

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アグリツーリズモの宿を出て、カターニャ経由でタオルミーナへ。

カターニャの辺りは海沿いにヤシの木とか植えてあって、港や街の感じ含め、「熱海」でした。あと干物屋さえあれば完全に熱海でした。もう熱海でいいんじゃないだろうか。近いし治安も良いし。

タオルミーナも山の上で、道がかなり大変でした。私は後部座席でうつらうつらしてるだけのいい身分でしたが。。。

うにパスタを食べました。日本のクリーミーなやつと違って、かなりさっぱり味でした。時間があまりなかったので、ほぼうにパスタ食べに来た感じになりましたが悔いはありません。

 

そしてメッシーナでレンタカーを返して駅前のホテルで一泊。

メッシーナは今までで一番運転が荒かったです。パレルモでも結構荒かったけど、段違いでした。免許とるときに交通ルール習わないのでしょうか。みんながみんな「俺ルール」で運転していました。

夕方は人があんまりいなくて閑散として怖かったのですが、夜は人がたくさん出歩いていました。夕方はシエスタ中だった?

ホテルの近所のお惣菜屋さんでアランチーニなど買いこんで晩御飯にしました。外で食べるのはちょっと怖かったし。

 

5日目 メッシーナナポリ

 

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翌朝はメッシーナからナポリまで、鉄道です。メッシーナ海峡鉄道連絡船です。つまり、電車の車両ごと船に積み込まれます。これに乗りたかったんだよおおお。私にとっては旅のメインの目的です。他の人は違ったと思うけども。

船のさきっちょが開いて、陸から線路が引き込まれてます。積まれるときは結構すぐでした。10分くらい? 降ろすときもすぐでしたが、船を降りてすぐの駅で延々停車していました。

 

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積まれたところ。

 

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船に載っている間は降りられます。船内には売店もあって、私たちはまたもアランチーニを食べました。

 

そして海峡を越えた私は満足し、ナポリまで眠り続けました。だって一等車だったんだぜ!めちゃくちゃ快適なんだってば~!

 

大みそかナポリに着いて、グランドホテルナポリに一泊。初めて、「部屋が二階建て」というホテルに泊まりました(高い部屋しか空いてなかった)。

アメニティもCarthusiaというカプリ島発祥の素敵ブランド。南イタリアでしか手に入りません。パッケージも可愛い、ボディソープとシャンプー・コンディショナー。3人で行ったので全部3つずつあるはずだったのですが、コンディショナーが一つ足りませんでした。

フロントに電話して持ってきてもらったのですが、渡されたのはボディソープ3つと、ボディローション2つ。いやいやいやいや。コンディショナー。コンディショナーね。ていうかボディローションなんてあったのね。知らなかったよ。しかも足らないよ。高級ホテルでもゆるいよ。さすがイタリアだよ。というかヨーロッパってそういう感じだよね。もしかしたら日本以外そういう感じなのかも。

先日、南欧の旅行代理店で仕事してる人と話したけれど、やっぱり日本人のツアー客が一番、サービスへのクレームが多いらしいです。予定の時間どおりにいかないとか、部屋や乗り物に不備があるとか、現地ではごく普通のことだけどやっぱり日本人から見ると頭に来ることも多いんだと思います。住んでいると鍛えられるというか、感覚が鈍麻してくるんだけど。私はもともと日本人の中ではかなりいい加減でがさつなので、帰国後には完全にダメ人間レベルまでいい加減になっている可能性があります。

 

で、だいぶ話が逸れましたがなんで大みそかにナポリかというと、年越しに派手に花火を上げまくるのを見たかったからです。

昨年はアイスランドレイキャビクで花火をみたのですが、ここ同じように一般市民が勝手に花火をあげまくる、しかもイタリアで一番派手、と聞いたので見てみたかったのです。

年越しのだいぶ前から花火はぽつりぽつり上がっていましたが、カウントダウン後はかなり派手に上がっていて、爆音が何時間も続きました。花火ではなくて明らかに爆発音にしか聞こえないものも多々ありました。\ズガーン/みたいな。何が起こってたんだろう。

あと、ランタンもたくさん飛んでいて、幻想的できれいでした。周りではズガンズガン鳴ってるわけですけど。これも市民が勝手にやっているようで、ホテルの目の前の歩道からも上げている人がいました。

で、このとき私のiPhoneは完全に沈黙していて、写真はありません。ここぞというときに。。。このあたりから私の身の回りの電化製品が相次いで壊れ始め、今に至るまで続いています。

 

6日目 ナポリ→ローマ

お昼くらいまでぐだぐだと高級ホテルを楽しみ、特急でローマへ。

夕方からバチカンに初詣しました。

バチカンは入口の荷物検査が長蛇の列でしたが、まあ1時間も待たずに入れました。途中から割り込もうとする人がたくさんいたのですが、バチカン入場でズルをする彼らの信仰心ってどうなってるんだろう。まあ私たちは女だけとはいえ気の強いのがそろってたので絶対に前には入れませんでしたけど。後ろに入ろうとしたのも一度先輩が追い払ってたくらい。

初詣後はローマ在住の先輩の車で市内をぐるぐるし、いろいろな史跡を車窓から眺めました。やっぱりローマってすごい。華やか。住むならジュネーブのほうが住みやすそう(公共サービスがまだちゃんとしてる)だけど、たまに来るなら断然イタリアだよなー!!って心から思いました。夕食のピザもおいしかった。

で、依然私のiPhoneは完全に沈黙。

 

7日目 ローマ観光→ジュネーブ

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やっと復活したiPhoneで唯一とれたトレビの泉。

そして空港へ。

そして現実へ。長い休暇は終わり、職場復帰です。

 

と思いきやジュネーブに着いてしばらくして胃腸炎を発症し、しばらく寝込むことになりました。イタリアから持ってきたのかと思ったけど、ジュネーブでもウィルス性胃腸炎は流行っていたみたいです。

私もジュネーブの流行に乗って、いっぱしのジュネーブっ子になれたのでしょうか。