住めばジュネーブ

英語もままならないアラサー女が突然ジュネーブに赴任。その奮闘(できてない様子)の記録(2012年6月~2014年4月)。私の思い出のためと、次にジュネーブに来る誰かの参考のために残しておきます。コメントは今でも歓迎です。

スイスから日本への単身引っ越し

引き続き帰任準備についての進捗を。今回は引っ越しについてです。引っ越しと言っても家具の移動なしで、箱を運び出すだけの短時間の作業でしたが。誰かの参考になればと思い、結果だけ簡潔に言うと、段ボール箱7つ分(大6+小1、合計約115kg)で日本国内輸送も含めて約19万円でした。荷造りはすべて自分でやる前提のプランです。

 

ジュネーブには日通の支店があるので、深く考えることもなくそこにお願いしました。

初めてコンタクトをとって見積もりをお願いしたのが2月の上旬、見積もりに来てもらったのが2月の中旬(本当はもっと早く来られそうだったけど私の都合がつかなかった)、実際の荷出しが3月下旬。

3月下旬はとっても混むらしいので、この時期に引っ越しの予定のある方はだいぶ早めに日程をおさえたほうがよさそうです。

私は引っ越しと言っても家具を担ぎ出すわけではなかったので、この時期でも自分の希望通りの日にちを選ぶことができました。

 

見積もりの前に大体箱がどれくらい必要そうか伝えておいたので、見積もり時に段ボール箱やガムテープ、プチプチなどを持ってきてくれました。いたれりつくせり。

そして同時に梱包時の書類の書き方や通関に必要な手続きについても日本語で説明してくれたのでとっても気楽で安心。マザータング万歳。

 

見積もりによると、私は航空便のほうが船便よりお得、という結果になりました。やったー。

船便だとコンテナに積むための最低容量みたいなのがあって、それが一杯になるまでは定額料金なんだそうです。私は荷物が少なかったので一杯にならず、だったら航空便で素直に従量課金したほうが安いということだそうです。

しかも2週間で着くし(船便だと二カ月)。船便だった行きと違って、帰りは「二ヶ月先まで本当に使わなくて大丈夫か」とか考えずにホイホイ詰めることができました。全てにわたって、行きより帰りのほうが楽です。そりゃそうだよね。知らない国に行くわけじゃないんだし。

ただ、ホイホイ詰めすぎて、翌日仕事に来て行く服がないという事態に陥りましたが。。。

 

箱に詰めながら、中に何が何個入っているか&金額(保険のため)を書類に記載していきます。とりあえず全部詰めてしまって箱に直接ボールペンで内容物について書き、あとからそれを書類にまとめました。保険金額の合計が数十万円になり、「え、うそ、私の古着にそんなに価値ないよね?せいぜい数万だよね?」と思ったのですがもし飛行機から荷物が全部ポロっと落ちてなくなってしまった場合にはやっぱり数万円じゃどうしようもないのでそのまま提出しました。

 

当日はきっちり時間通りに荷物の引き取りに来てくれて、私の梱包したやわやわな段ボールをきっちり貼りなおしてくれて、一つ一つ重さをはかってくれて、あっという間に運び出してくれました。すべてが効率的で、全く無駄がありませんでした。さっすが。

 

家はなんとなくがらーんとしてますが、捨てるつもりで残しているものや、前の人が残していったりでもともと置いてあるものが色々あるので全然空っぽにはなっていなくて、旅行気分で何日か暮らす分には困りません。

なんとなく宙ぶらりんな気持ちです。本当に私、あと数日でここを去るんだろうか。

 

こないだこちらの友人と話したのですが、こっちの生活と8時間の時差で今も営まれているはずの日本での生活が、なんだか全く別の世界のことのように思えます。私はこの世界での生活を終えて、日本式社会という別の世界に旅立つのです。

日本語が通じて、コンビニがあって、車は逆車線を走っていて、ほとんどの人が日本人で、などなど、などなど。

たった二年前にはそれが当然のことで、むしろジュネーブが異世界だったはずなのに。帰国したら今度は言葉の壁・文化の壁というワンクッションすら無く、突如として日本式の生活が始まるわけなのですが、そうなったらきっとあっという間にジュネーブのことは長い夢のようになってしまうのではないか、なんて思っています。ナルニア行って帰って来た人みたいな。ナルニアみたいに大切な記憶として残るのは良いんだけど、「もう帰れない世界」になるのは寂しいので、これからもこっちのお友達とはお付き合いしていきたいなとしみじみ思っています。